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ネクスト通信
2024/08/12

建売は後悔する?メリット・デメリットとチェックすべきポイントを紹介

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建売とは、土地と建物がセットになった住宅です。比較的手頃な価格で買うことができるため、コストパフォーマンスの良さが魅力です。またタイミングによっては、建物を実際に見てから購入するか否かを判断できます。

しかし間取りや仕様を変更できないため、採用したい設備や希望するデザインがある方にとっては、物足りなさを感じるかもしれません。

この記事では、建売住宅の特徴や注文住宅との違い、メリット・デメリットを紹介します。チェックすべきポイントも紹介するので、購入を検討している方は後悔しないためにもぜひ参考にしてください。

そもそも建売とは?どのような住宅なのか

建売住宅とは、どのような住宅なのでしょうか。注文住宅と比べて安いことが多く、「建売を買って失敗した」などという話を聞くと「安かろう・悪かろう」なのではないかと、敬遠する方もいるでしょう。

しかし実際には、建売住宅の特徴やデメリットをよく理解しないで購入したことが、失敗の原因であったりします。

建売とはどのような住宅なのか、また分譲住宅や注文住宅との違いと、建売が向いている人の特徴を紹介します。

建売とは土地と建物がセットになっている住宅のこと

建売住宅とは、土地と建物がセットになった住宅です。土地建物の総額と完成時期が決まっており、オプションなどを追加しない限り、提示されている価格で購入できます。

入居できる時期も決まっているため、新入学や新学期などに合わせて引っ越ししたい人にも向いています。

建売はタイミングによって建設前や建設中のことがありますが、間取りや仕様は決まっているため、基本的には変更することはできません。

ちなみに1棟で売り出されていることもあれば、複数棟が同時に販売されていることもあります。複数の区画を売り出す場合は、統一感を出すためにデザインや仕様をそろえているケースが多いです。

建売住宅と分譲住宅の違い

建売住宅と分譲住宅は、ほぼ同じ意味で使われています。

土地の造成や開発をして、建物を建てて分譲する場合は分譲住宅と呼ぶことが多いようです。一方で、もともと宅地だった敷地を区画割りした上で、建物を建てて販売するときは建売住宅と呼ぶ傾向があります。

しかしどのように呼ぶかは売主や建設会社、ハウスメーカーが任意で決めており、法的な定義はありません。建売住宅と分譲住宅は、基本的には同じものと考えてよいでしょう。

建売住宅と注文住宅の違い

注文住宅とは、施主が建設会社やハウスメーカーと建設工事請負契約を締結して建てる住宅のことです。基本的には土地に合わせて自由に間取りを決めることができ、仕様や設備も希望するものを選べるのが特徴です。

注文住宅は施主が土地を用意する必要があり、土地から探す場合は、入居までに時間がかかります。建設会社やハウスメーカーが紹介してくれることもあるので、建築条件付きの土地も含めて紹介してもらいましょう。

注文住宅が向いている人の特徴

注文住宅は一から家づくりをしたい方に向いていますが、打ち合わせに時間がかかるため、なるべく時間をかけずに家を建てたい方には向いていないでしょう。注文住宅が向いている人の特徴を紹介します。

【注文住宅が向いている人】

  • すでに土地を所有している人
  • 時間をかけても理想の家を建てたい人
  • 個性的な家を希望する人
  • 画一的なデザインを好まない人
  • マイホームに取り入れたい設備や仕様が決まっている人
  • 依頼したい建築家や設計事務所がある人

建売住宅が向いている人の特徴

建売住宅は、どのような人に向いているのでしょうか。

建売住宅は建物を見てから購入でき、土地建物の総額が決まっているため、注文住宅と比べて購入しやすいのが特徴です。土地探しや打ち合わせの時間を確保できない方や、希望する土地がなかなか見つからないという方にも向いています。

【建売住宅が向いている人】

  • 実際に建物を見てから購入するか判断したい人
  • 気に入った物件が見つかったらすぐに入居したい人
  • 新入学や新学期に合わせて引っ越ししたい人
  • 時間や費用をなるべくかけずに住宅を購入したい人
  • 土地建物の総額が決まっているほうが安心な人
  • なかなか希望する土地が見つからない人

建売のメリット・デメリットを把握する

建売住宅には建売住宅の魅力があり、注文住宅よりも建売住宅のほうが向いている人もいます。大切なのは、建売住宅のメリットとデメリットを理解することです。

建売住宅の、メリットとデメリットについて解説します。

建売のメリット

建売住宅は比較的手頃な価格で、土地と建物を手に入れることができます。間取りや仕様を決める必要がない上に、価格が決まっているので資金計画を立てやすく、土地と建物の総額で住宅ローンを組むことができるのもメリットです。

また注文住宅購入時には通常必要になる中間金や着工金が不要なため、つなぎ融資(住宅ローン実行までのつなぎとして借りる融資)を組む必要もありません。売買契約と残代金決済という比較的シンプルな手続きで購入できます。

建売住宅が完成していればすぐに入居できるため、子どもの新入学や新学期に合わせて引っ越ししやすいこともメリットといえるでしょう。

建売住宅といってもデザイン性に優れた住宅もあり、注文住宅と見劣りしない断熱性能や耐震性能などを備えている物件もあります。

  • 比較的手頃な価格でコストパフォーマンスが高い
  • 総額を把握しやすく資金計画を立てやすい
  • 間取りやデザイン、仕様を決める必要がない
  • 土地と建物を一つの住宅ローンで組める
  • 注文住宅に比べてシンプルな手続きで購入できる
  • 完成済み物件ならすぐに入居できる
  • デザイン性に優れた住宅や、高い性能を備えた住宅もある

建売のデメリット

建売住宅は間取りや仕様、設備が決まっており、契約後であっても自分の好きなように変更することはできません。また複数の区画がある場合は、隣り合う住宅と同じようなデザインであることが多く、個性的な住宅を好む人には向かないでしょう。

建売住宅は手頃な価格で販売するために、設備や内装材のグレードを下げていることがあり、全体的にシンプルなデザインであることが多いでしょう。注文住宅の施工事例を見たことがある人にとっては、物足りなさを感じるかもしれません。

売りやすさを重視するため、敷地はコンパクトであることが多く、広い庭や駐車場を希望する人に合う物件は少ないこともデメリットといえるでしょう。

注文住宅は自分たち家族のために建てますが、建売住宅は成約に至るまでに購入希望者が内覧しています。通常引き渡し前にハウスクリーニングしますが、神経質な方は不特定多数の人が見て触っていることが気になるかもしれません。

  • 間取りや仕様、設備を変更できない
  • デザインに個性がなく、愛着が湧きにくい
  • 同じような住宅が並ぶことになる
  • 設備や内装材のグレードが低い傾向がある
  • 敷地がコンパクトであることが多い
  • 不特定多数の人が内覧していることがある

建売を購入する前にチェックすべき8つのポイント

建売住宅を購入する場合、どのようなポイントに注意したらよいのでしょうか。最後に、購入前にチェックすべきポイントを8つ紹介します。

  • 生活動線や収納量をチェックする
  • 建物だけでなく立地や周辺環境も重視する
  • 災害リスクや嫌悪施設の有無
  • 購入代金以外にかかる費用を確認する
  • 駐車場の広さをチェックする
  • 引き渡し時期に注意する
  • アフターサービスの内容を確認する
  • 無理のない返済計画をする

生活動線や収納量をチェックする

内覧時はキッチンや浴室など設備に注目しがちですが、実際の生活をイメージし、生活動線を一通り歩いて確認してみましょう。例えば玄関からキッチンや、洗濯機置き場からバルコニーなどの動線です。どちらの経路も重い荷物を持って歩くことになるので、家事効率の視点も忘れずにチェックしましょう。

クローゼットや押し入れ、シューズクローゼットは実際に開けて確認し、収納量も見ておきます。収納量が足りなければ収納家具を置くことになるため、家具の配置も想像しながらチェックするとよいでしょう。

建物だけでなく立地や周辺環境も重視する

建売住宅を購入する際は建物や外構だけでなく、立地や環境も重視しましょう。建物はリフォームできますが、住環境は変えることができません。

日々の通勤や通学に苦労すると、体力的に負担を感じることになります。最寄り駅やスーパーまでの距離や、小学校や中学校との位置関係も確認しておきましょう。特に小さな子どもがいる場合は、通学道路に大きな街道や危険な道がないかもチェックしておくと安心です。

  • 最寄り駅やバス停までの距離
  • 幼稚園・小学校・中学校までの距離
  • スーパーや商業施設が充実しているか
  • 図書館や公園などの有無

災害リスクや嫌悪施設の有無

近年の地球温暖化により、以前よりも災害リスクが高まっている地域やエリアがあります。特に住み慣れた地域から離れた場所に転居する場合は、ハザードマップなどにより災害リスクや履歴の有無を確認しましょう。

海や川から離れた地域であっても、地形によっては洪水や床上浸水のリスクがあります。近くに傾斜地がある場合は、土砂災害のリスクも含めて把握しておきましょう。

購入代金以外にかかる費用を確認する

建売住宅は土地と建物の総額が提示されているため、その他にかかる金額を見落としてしまうことがあります。オプションなど購入代金以外にかかる金額は早めに確認し、総額で資金計画を立てるようにします。

ものによっては注文してから設置までに時間がかかる場合もあるため、依頼する場合は早めに決めるようにしましょう。

【オプションの可能性があるもの】

  • 網戸
  • カーテンレール
  • 照明器具
  • エアコン・配管用スリーブ

駐車場の広さをチェックする

駐車場の大きさは配置図や図面だけでなく、実際の広さや道路の幅員も確認しましょう。図面通りの広さだとしても、道路の広さや電柱の有無によっては駐車しにくいこともあります。

自家用車が駐車できないといったことがないように、事前に確認することをおすすめします。

引き渡し時期に注意する

建売住宅は完成の時期が決まっていますが、まれに天候不良や災害、建材や設備メーカーの事情による供給遅延などによって工事が遅れることがあります。

入居の時期が迫っていたとしても、トラブルを防ぐために未完成の状態で住宅の引き渡しを受けないようにしてください。万が一売主が倒産した場合、完成しないまま引き渡しとなってしまうことがあります。

アフターサービスの内容を確認する

新築住宅は売主に10年保証が義務付けられていますが、アフターサービスが充実しているかどうか、内容も確認しましょう。

10年保証が対象になるのは、基礎や壁、屋根など住宅の構造耐力上主要な部分と、雨水の侵入を防ぐ部分です。内装などは2年とすることが多いですが、売主の独自のアフターサービスが充実していれば安心です。

無理のない返済計画をする

建売住宅は注文住宅に比べて価格が安い傾向があり、完成していればすぐに入居できるのがメリットです。購入までのハードルが低い分、住宅ローンの返済や資金計画についてあまりよく考えずに判断してしまう方が少なからず存在します。

住宅ローンを借り入れできたとしても、返済するのは自分です。月々の返済に無理がないか確認し、自己資金を全て使い果たすようなことはしないようにしましょう。

不動産を購入すると不動産取得税が発生し、翌年から固定資産税や都市計画税を納税することになります。購入後にかかる税金についても、担当者に確認しておきましょう。

まとめ

「建売住宅は買ったら後悔する」などと言う方もいますが、それは建売住宅のメリットとデメリットを理解せずに購入していることが原因かもしれません。

確かに建売住宅は、基本的にデザインや仕様を変更できません。しかしそもそもデザイン性が高く、自分の好みに合う建売住宅と出会えれば、多くの時間をかけずに理想の住宅を手に入れることができます。

ネクストの建売は、一棟一棟デザインしたコンセプトハウスです。ZEH規準を超える断熱性能と高気密の家はランニングコストを抑えることができ、注文住宅と比較しても見劣りしない、コストパフォーマンスの高い住宅です。

オンラインの打ち合わせも可能ですので、まずはお気軽にお問い合わせください。