福岡で理想の建売住宅を見つける!おすすめの探し方ガイド 10

交通の利便性が高い福岡市は、自然環境にも恵まれていることから、県内からだけでなく、他府県からの移住先としても人気がある都市です。
福岡県の住宅の着工数は全国で6番目と多く(※)、国内の人口が減少傾向であるのにもかかわらず、福岡市の人口は増加傾向であることからも人気の高さが分かります。
今回は福岡市内で建売住宅を探している方のために、理想の住まいの探し方について解説します。
福岡市の区ごとの魅力と、それぞれの区に向いている人の特徴も紹介しますので、ぜひ最後までお付き合いください。
※ 政府統計ポータルサイト「e-Stat」の建築着工統計調査による住宅着工統計データ(2024年10月)より

目次
福岡市で人気のエリアは?まず希望エリアを決める
福岡市内で人気のあるエリアといえば、福岡市内でも特に交通機関が充実していて利便性が高い、中央区を思い浮かべる方が多いかもしれません。
しかし、子どもの教育環境を重視したい方や、レジャーやアウトドアなど趣味の時間を大切にしたい方には、ほかのエリアのほうが合っているかもしれません。
理想の建売住宅を見つけるためには、区ごとの特徴を把握し、家族の暮らし方に合ったエリアを選定する必要があります。人気がある街かどうかではなく、自分たちにとって必要なものがそろっている地域を選ぶようにしましょう。
福岡市の区ごとの魅力と向いている人の特徴とは?
福岡市内には7つの区があり、それぞれ特徴が異なります。建売住宅を探す前に、それぞれの魅力を知ることから始めましょう。
まず、区ごとの特徴と、向いている人の特徴を紹介します。
中央区の特徴
中央区は行政・経済・文化の中枢拠点であり、九州でも屈指の商業地である天神には、百貨店をはじめとした商業施設が数多くあります。鉄道やバス路線の起点があり、国内外から観光客やビジネスパーソンが訪れるため、街は常ににぎわいを見せています。
南北に流れる樋井川と那珂川、北側には博多湾、また西公園や大濠公園、舞鶴公園など、水と緑に恵まれた環境です。
みずほPayPayドーム福岡や比較的収容人数の多いホテルがあり、スポーツ観戦やコンサートも身近に楽しめる、利便性の高いエリアといえます。
向いている人の特徴:にぎやかな環境を好み、日々買い物やスポーツ観戦を楽しみたい人
中央区の人口:214,349人(2024年11月1日現在)
福岡市内の人口構成比:12.9%(同上)
中央区の面積:15.39km2
南区の特徴
福岡市の南東部に位置する南区は、その大半が閑静な住宅地であり、戸建住宅や集合住宅が多く見られる地域です。また、福岡市内でも屈指の教育機関や市民センターなどの文教施設のほか、油山市民の森や牧場、キャンプ場、フィールドアスレチックなど、子どもと一緒に楽しめる施設も数多くあります。
また都心部へのアクセスもよく、通勤・通学も便利なエリアです。ベットタウンとして人気があり、福岡市内でも人口が多く、東区に次ぐ人口を占めています。利便性と自然環境を重視したい人も、満足できる環境といえるでしょう。
向いている人の特徴:落ち着いた住環境で子どもを育てたい人
南区の人口:271,663人(2024年11月1日現在)
福岡市内の人口構成比:16.4%(同上)
南区の面積:30.98km2
西区の特徴
福岡市の西端に位置する西区は、玄界灘に翼を広げたような形状をしており、能古島、玄界島、小呂島に囲まれた海域は、福岡の重要な漁業の拠点になっています。漁港や釣りが楽しめる海づり公園があり、新鮮な魚介類が手に入りやすい環境といえます。
市内でも農地の割合が高く、特産品として大根やスイカ、トマトが有名です。また花の栽培も盛んで、のこのしまアイランドパークでは四季折々の花々を楽しむことができます。
灘山や柑子岳、叶岳、高祖山、飯盛山、毘沙門山など比較的低い山が多く、初心者でも登山が楽しめる、自然豊かなエリアです。
向いている人の特徴:海釣りや登山など、アウトドアが好きな人
西区の人口:213,383人(2024年11月1日現在)
福岡市内の人口構成比:12.9%(同上)
西区の面積:84.16km2
東区の特徴
福岡市の東に位置する東区は、近年再開発が盛んなため人気も高く、福岡市内でもっとも人口が多い区です。
JRや西日本鉄道、福岡市営地下鉄が利用できるため、都市としての利便性が高く、例えばJR千早駅から博多駅までは約8分、西鉄千早駅から天神駅までなら約19分です。
また高速道路のICも多く、車を利用する人にとっても便利なエリアなため、ベットタウンとして人気があります。
新築住宅や高層マンションが次々と建設されており、駅周辺にはスーパーマーケットや病院などの施設がそろい、おしゃれなカフェも増えています。
向いている人の特徴:都市型の生活を好み、交通の利便性を重視する人
東区の人口:337,405人(2024年11月1日現在)
福岡市内の人口構成比:20.3%(同上)
東区の面積:69.46km2(うち西部出張所:48.22km2)
博多区の特徴
博多区には空の玄関口として福岡空港、海の玄関口として博多港があり、今後もアジアの拠点都市として、さらなる発展が期待できるエリアです。
福岡市の中心部から南東部に位置する博多区には、九州最大のターミナル駅である博多駅駅があり、福岡県庁や金融機関、商業施設、企業の支店が集まるビジネス街になっています。
青果市場跡地に大型施設が開業し、西日本鉄道天神大牟田線の桜並木駅が誕生したことで、さらに注目されているエリアです。都市部に住居を構えたい人にとっては、魅力的な街といえるでしょう。
向いている人の特徴:都市部に住みたい人や、空港へのアクセスを重視する人
博多区の人口:262,804人(2024年11月1日現在)
福岡市内の人口構成比:15.8%(同上)
博多区の面積:31.62km2
城南区の特徴
城南区は、中央区・南区・早良区に囲まれた、福岡市の中で一番人口が少ない区です。福岡市内でもっとも犯罪の認知件数が少なく(2024年1月~10月の暫定値)、治安のよさが魅力です。
自然が豊かで、のどかなイメージのある城南区ですが、福岡市営地下鉄七隈線が博多駅まで延長されたことで、利便性が向上しました。例えば城南区の中心部にある梅林駅から天神駅までは約18分、博多駅までは約22分です。
車利用でも、天神駅や博多駅まで20~30分圏内であることを考えると、のどかな暮らしを叶えながらも、通勤・通学の利便性も譲れない方におすすめのエリアといえます。
向いている人の特徴:治安のよさを重視し、のどかな暮らしと利便性を求める人
城南区の人口:134,267人(2024年11月1日現在)
福岡市内の人口構成比:8.1%(同上)
城南区の面積:15.99km2
早良区の特徴
城南区と西区の間に位置する早良区は、7区の中で一番面積が広く、東区・南区・博多区に次ぐ人口を誇る区です。
城南区は南北に広がっており、西側には室見川が流れ、南部には緑豊かな脊振山系を擁し、北部は博多湾に面しています。シーサイドももちや福岡タワー、福岡市博物館、大型商業施設がある北部と、農耕地帯が広がる南部では、異なる魅力を感じることができるでしょう。
早良区は福岡市営地下鉄の空港線と七隈線を利用できるため、天神駅や博多駅まで10~20分程度、福岡空港までは30分程度を想定しておきましょう。
向いている人の特徴:地元でレジャーや文化的な施設を楽しみたい人
早良区の人口:224,915人(2024年11月1日現在)
福岡市内の人口構成比:13.6%(同上)
早良区の面積:95.87km2
建売住宅に求める5つの条件とは?
住みたい街が決まったら、建売住宅に求める条件を明確にして、優先順位を決めておきましょう。理想とする建売住宅を探しやすくなり、購入するかどうかの判断もしやすくなります。
建売住宅を探す際は、次の5つの条件を明確にすることから始めましょう。
- 予算
- 立地条件
- 住宅の性能や設備
- 住環境
- 外観デザイン
予算
建売住宅を探す前に、明確にしておきたい条件に「予算」があります。
理想どおりの建売住宅だったとしても、月々の返済が家計の負担になれば、家族の関係性も悪くなるかもしれません。念願のマイホームで楽しく暮らすためにも、無理のない返済計画を立てるようにしましょう。
マイホームを購入する上で、資金計画を立てることは非常に大切なプロセスです。しかし建売住宅を購入する際は、税金や諸費用もかかるため、正しく資金計画を立てることは難しい作業ともいえます。
資金計画や返済可能額の計算が難しいと感じたら、ぜひ不動産会社やハウスメーカーに相談するようにしてください。
ネクスト-ライフ-デザインでは、建売住宅の購入を考えているお客様からのご相談を、オンラインでも承っています。
電話やメールはもちろん、ビデオ通話やオンライン通話でのご相談も可能です。まずは、ご希望の候補日時を記載の上、お気軽にご相談ください。
立地条件
家族が理想とするマイホームをイメージし、通勤・通学の利便性や都市型の暮らしを求めるのか、それともアウトドアや趣味の時間を楽しめるような環境を希望するのか明確にしておきましょう。
福岡市内は、交通の利便性と自然環境の両方を兼ね備えた地域が多い傾向があります。それぞれの地域をイメージで判断するのではなく、通勤・通学にかかる時間をチェックし、街の特徴を確認するなどして検討することをおすすめします。
住宅の性能や設備
建売住宅の住みやすさは、住宅の性能や採用されている設備・建材が影響します。
引っ越し後に後悔しないためにも、断熱性能や耐震性を重視する場合は等級の高さで判断し、気密性については採用している窓や断熱材を確認するようにしましょう。
NEXTの建売住宅は、高気密・高断熱が標準仕様となっています。注文住宅と比べても遜色のない性能と、価格のバランスのよさで多くのお客様から選ばれています。
周辺環境
建売住宅の購入を検討する際は、周辺環境も重視しましょう。例えば閑静な住宅街を希望するのであれば、幹線道路までの距離や前面道路の交通量をチェックするようにし、近くに騒音や臭気、振動を発するような工場がないか確認することも必要です。
もし、建売住宅の資産価値を重視するのであれば、再開発や大型商業施設の出店計画の有無などを確認し、将来的な利便性の向上や人口の増加が見込めるエリアを選ぶようにしましょう。
外観デザイン
理想とする住まいの外観デザインについても明確にしておきましょう。建売住宅といっても、最近ではおしゃれな外観や、こだわりが感じられる建物も増えています。
都会的でシンプルなデザインを好むのか、ナチュラルな雰囲気が好きなのかなど、家族で理想のマイホーム像について相談しておくと、愛着を感じられる建売住宅に出会えることでしょう。
NEXTの建売住宅は、設計士が土地の形状や条件に合わせて一棟一棟デザインした、いわばコンセプトハウスです。
デザイン性や住宅の性能を重視したい方は、ぜひ弊社の建売住宅をご検討ください。
実際に足を運んでチェックすべき5つのポイントとは?
建売住宅の購入を検討するときは、買ってから後悔しないためにも、次の5つのポイントをチェックするようにしましょう。
- 通勤・通学に支障がないか
- 日々の買い物や子育てがしやすいか
- 生活動線に無理がないか
- 収納スペースが不足していないか
- 目立つ傷など施工不良の箇所がないか
通勤・通学に支障がないか
建売住宅を購入する際は、駅やバス停まで実際に歩き、会社や学校までどのくらい時間がかかるのかチェックしておきましょう。
建売住宅の内覧が休日の場合、平日と交通量や歩く人の数が異なります。可能であれば平日や帰宅時間を想定して、街の様子を確認するようにしてください。
日々の買い物や子育てがしやすいか
買い物や子育てのしやすさは、住みやすさに影響します。スーパーマーケットや商業施設が充実しているか、また現在暮らしている街と比べて物価は高いか、それとも安いのか確認しておくとよいでしょう。
自治体によって、子育て支援や教育機関の充実度が異なります。自治体のホームページや、街の口コミ情報なども参考にしてみてください。
生活動線に無理がないか
建売住宅を内覧する際は、キッチンやバスルームの仕様だけでなく、生活動線に無理がないか、確認するようにしてください。
例えば、洗濯してから干すまでの動線が長すぎると、家事負担が重くなります。実際の生活をイメージして、室内を歩いてみましょう。
収納スペースが不足していないか
部屋の広さだけでなく、収納スペースが不足していないか確認するようにしましょう。収納スペースが足りないと、収納家具を多く置くことになるか、片付かない部屋になってしまいます。
例えば、キッチンにパントリーがあったり、階段下や廊下にも収納スペースがあったりすれば、片付きやすくなります。
目立つ傷など施工不良の箇所がないか
建売住宅は、完成していればその状態で購入することになります。目立つ傷や施工不良の箇所があれば、補修してもらえるのか確認するようにしましょう。
あまりにも施工不良の箇所が多すぎる場合は、見えない箇所にも施工不良が発生しているかもしれません。担当者の対応も含めて、確認するようにしてください。
まとめ

今回は、福岡市内で建売住宅を探している方のために、理想の住まいの探し方について解説してきました。
区ごとの特徴や魅力を把握し、ぜひ家族の暮らし方に合ったエリアを選定してください。また、建売住宅に求める5つの条件と、チェックすべき5つのポイントを確認することで、理想とする建売住宅かどうか判断することができるでしょう。
ネクスト-ライフ-デザインでは、建売住宅はもちろん、注文住宅や土地探しも承ります。理想のマイホームが見つからないときは、ぜひ弊社へご相談ください。